税務調査のシーズン? 税務署の人事異動は、一斉に7月です。

従って、異動直前の5月末~6月にかけて、税務調査の連絡はあまりありません。
7月中旬以降、税務調査シーズンが始まります。

最新のデータ(平成25年7月~26年6月)では、会社への税務調査の件数は9万1千件、うち6万6千件が修正となり、修正割合は72.5%となっています。

申告している会社は272万社ありますので、税務調査に入る割合は、3.3%です。
この割合は以前より少なくなっています。30社に1社、または30年に1度、ということです。

設立2~3年目に税務調査が入って、その後50年も入らない会社があれば、3年に一度くらい定期的に入る会社もあります。
もちろん、データの公表はありませんが、売上規模が大きいほうが調査頻度は多くなります。

さて、税務署が税務調査の入る会社を選ぶにあたり、必ずチェックする項目があります。
それは「売上総利益率(=粗利益率)」です。

粗利益率について、
業界平均と大きな差がないか、
前期と比べて大きな変化がないか、
これらが大きく違う会社は、調査に入る確率が高くなります。
但し、売上額=対経費効果・・・の問題もあります。

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