会社設立に際して、新会社法での定款作成と記載した際、新会社法ではなにがどう変わったのか、を質問されましたので、今更な感じもありますが、ここで記載しておきます。
1.有限会社が廃止されました。
2.アメリカでのLLCをモデルにして、日本版LLCとも称されます、合同会社が新たに設けられました。
3.会社の機関が増えました
従来の取締役、取締役会、監査役に加えて、以下の機関が設けることが出来ます。
監査役会、会計参与、会計監査人、会計監査人会計参与、委員会設置
4.最低資本金が廃止されて、資本金1円でも設立出来ます
5.発起設立の際の金融機関の払込金保管証明が不要になりました
6.取締役が1人でも会社設立が可能となった
7.取締役の任期の定めの変更となり、株式譲渡制限会社は最長10年までとなりました
8.類似商号が大幅に緩和されました
商号については、同一市町村であっても既存に存在する会社と同じ名前で、登記できるようになりましたが、反面、類似商号での紛争については自己責任の部分が残っています