ランサー
ランサーとは、ランサー(フリーランサー・企業等からの業務、仕事を委託、請負などの契約に依り、遂行する個人)を指します。ネットを検索していますと、クラウドワークス、ランサーズなど多くのマッチングサイトの存在を確認出来ます。そこで提供されるものはあくまでも、依頼者とランサーとの仕事依頼と請負、委任でのマッチングに過ぎませんから、ランサーには、客観的に期待・要求されるレベルでの責任を果たすべき義務があり、法律上の責任もランサー個人にのみ帰属しますので、十分な自覚が必要です。
ランサーについて、とても興味ある記事を見つけました。一部を転載します。リンク先を掲載と思ったのですが、記事が見えない・・記事がない・・・、そんなこんなで、取り敢えず、ランサーのマッチングサイト名なりで検索下さいませ。
僕の思うWin- Winについて
要は・・・自分がやると50時間以上かかってしまう。時給1,500円として75,000円。その仕事を50,000円で外注する。25,000円得をする。そして質の高い者ができる可能性があがる。
得意な人がやれば、2時間で終わる作業とする。出来る人は時給25,000円になる。どっちもよかったね。めでたしめでたし。
確かにご意見のように、Win- Winこそが理想的なものです。
ホームページ制作は完成物責任
ホームページ制作とは、ホームページを完成させて公開させることこそが目的であり、完成物です。
法律的に見た場合、委任とは性質が異なり、「請負」ですから、民法からも完成させる責任が生じます。もちろん、請負ですから、他の方の力を借りることなどの手段は構いませんが、最終的に納期には完成して引き渡す必要があります。
委任契約での「善良な管理者の注意」(民法644条)は請負でも、同様に求められましょうし、その職業上での一定レベル以上の処理をする必要があります。簡単に言うなら、プロの仕事をすることです。
また、ホームページ制作価格という点では、上から下まであるのでしょうが、今回起きている事案では、価格を下げる上で依頼者側も相当に労力と時間をかけて関与し、ランサーを応援したもようです。
納期の責任
しかし、多くのトラブルも同様なものか知れませんが、納期は1度目は無視、2度目を設定してさえ、守られない。仕事も第三者からさえ相当にいい加減に見える。そして、少々期限を善意で延長してさえも、いつ終えるものか依頼者側から見ていて、まったく見えない状況。1つの修正でも2日間はかかってします。それはもう、問題が起きますね。
本来私どもは、中小事業者、起業家を応援とする立ち位置ですから、ランサーが活躍することを是非応援したいと考えています。しかし、今回の騒動や様々な問題が起きていることを聞くにつけ、このようなランサーがいてはならない。そう感じる事例がとても多いことを危惧しつつあります。