米国はどこにいるのだろう? いや、中国の金で大統領になったとされる黒い政治家もどきは執務室の中で、なにを考えているのだろうか?
アジア重視などという嘘ばかり吐き出す、唇を見る度に、なぜ米国国民はこの黒い男を選択し得たのか、甚だ疑問だ。もう他国などどうでもいい・・内向きになりがちな国民の虚をうまく突いたのだろうが、いささか見当違いだった感じがする。
オバマ政権は、「米国は領有権問題について、どちらか一方の肩を持つことを拒み、話し合いで解決するよう要請。ただ、米政府が中国とベトナムの仲介をすることはない」としているそうだ。なんと立派な中小国のような宣言ではないか? ようするに、中国にはあたり触らずに過ごすお考えだ。
いつの日か、強い米国への希求が米国にもわき起こる。それが歴史の必然と思える。
いつか来た道。どこかで止めない限り、世界はいつか来た道をこのまま進み、その結果に唖然とするに違いない!
南シナ海対立に動かぬ米国、中国封じ込めへ「待望論」
[ワシントン/マニラ 16日 ロイター] – オバマ米大統領は先月のアジア歴訪で、中国がさらに強引な手段に出た場合、米国が同盟国を支援するとの考えをあらためて示した。しかし、中国がベトナムと領有権を争う南シナ海で近年まれに見る大胆な動きに打って出たことで、アジアの関係国はシンプルな疑問を投げかけている。「米国はどこにいるのだろう」──。
オバマ氏のアジア訪問が終了した数日後、中国はベトナム沖約240キロに石油掘削装置(リグ)を設置。これを受けて、ベトナム中部では反中デモが起き、死者も出た。さらに、オバマ氏が打ち出して久しい「アジア重視戦略」が口だけではないのかという疑問も浮上している。
フィリピンの防衛当局高官は「われわれは米国に方針転換し、この地域の紛争でどちらか一方を支持するよう働きかけている」とコメント。「オバマ大統領がフィリピン訪問時に述べたように、より強い行動に出てほしい」と期待を込めた。
中国は、同国の南岸から東南アジアの東側までの幅広い領海を主張。このため、ベトナムやフィリピンといった米国の同盟国と直接対立している。ほかにも、ブルネイ、台湾、マレーシアが、南シナ海は自国の領海だと訴えている。
各国が狙うのは、同海域に眠っているとされる膨大な量の原油とガスだ。米エネルギー情報局(EIA)が2008年3月に発表した報告書では、確認済みと未発見分を合わせると280億バレルから最大で2130億バレルの原油埋蔵量があるされている。
この問題をめぐり、米国は中国の動きが「挑発」だと指摘するなど、厳しい言葉を繰り返している。
しかし、具体的な対応は取っておらず、このことは、ウクライナ危機などで既に手一杯のオバマ政権には選択肢が限られているという事実を如実に表している。
米国は領有権問題について、どちらか一方の肩を持つことを拒み、話し合いで解決するよう要請。ただ、米政府が中国とベトナムの仲介をすることはないとしている。
先のアジア4カ国歴訪でオバマ大統領が中国の行き過ぎをさらにけん制するとの期待が高まったこともあり、米国の慎重な対応に業を煮やすアジアの友好国もある。
おばかなケース